0から始める 受験英語習得術

英語でなかなか結果が出せない。なぜ結果が出せないか、そこには多くの人が陥りやすいある落とし穴があるのだ。その落とし穴に落ちたのはあなたが悪いわけではない。今の教育環境そのものが落とし穴へと導いているのである。

#9 今の君らなら絶対できる!! 文型解読へのプロセスをマスターしろ!!

第Ⅳ章 徹底的に文型をインプット!!④

 

 

⒈ 基本5文型 ~SVO文型編~

⑴ さっそくSVO文型について学んでいこう!!

 

<SVO(M)>とは、

 

 

S:主語、V:動詞(他動詞)、O:目的語、(M:修飾語)、で構成されている文型である。

 

以上である。

 

おそらく君たちの頭の中は、

 

「・・・。」

 

といった感じだろうか?

 

実は大変申し訳ないのだが、<SVO>はこれといって大きな特徴はないのだ。

 

というのも、単語によってさまざまな意味がある。

 

ゆえに、とにかく単語を覚えるしかないとい言いざる負えないのが筆者の本音である。

 

しかし、「特徴がない」とは時に好機なこともあるのだ。

 

もし特徴がない基本5文型が二つ以上存在したとすれば、それはある意味本当にただの暗記である。だが、安心してほしい。ほかの文型にはすべて特徴すなわち何らかの印があるということだ。

 

そこで、他の文型の特徴には大きな特徴があるからこそ<SVO>に新たな特徴を見つけることができるのだ。

 

ん…?

 

私の言っている意味がわからない?

 

簡単に言えば、

 

消去法である。

 

では、ともに新しい特徴を見つけるとしよう。

 

っとその前に、今まで私が教えた<SV><SVC>の知識は必須であると最初に断言しておく。万が一どこかに頭を打って記憶が飛んでいる。と言うのならもう一度見直してきてほしい。

 

⇒<SV>の記憶がない!!

 

⇒<SVC>の記憶がない!!

 

 

さてさてさーて、これより先は<SV>と<SVC>が完璧である人だけが読むことの許される領域である。

 

では行くぞ!!

 

 

 

その1】<SV>⇒<SVO>の特徴を見つけ出せ!!

 

<SV>の後ろにはM以外来ないのであった。

例1:<SV> I swam in the river of Shinano.→「私は信濃川で泳いだ。」

例2:<SV> I live in Tokyo.→「私は東京に住んでいる。」

※前置詞+名詞はMだぞ!!

★ swim <SV>泳ぐ(←”swam”は”swim”の過去形)

 

このことから<SVO>には、以下のような目印があることがわかる。

 

⇒動詞の後ろに名詞が1つ来ていたならばそれは<SVO>である。

 

例3:<SVO> I ate an apple.→「私はリンゴを食べた。」

例4:<SVO> She wrote a letter to her mother with a pen.

※名詞と一言で書いたが名詞接、名詞句、動名詞、すべて含む。(←もちろん習ってないものは別テーマで後に説明するから安心してもらって構わない。)

 

大事なことだからもう一度言うとしよう。

 

名詞が1つ来るというのがポイントだ!!

 

2つだとまた別の文型になるからな!!!(←もちろん後にやります。)

 

と、ここまで言えば平気だろう。

 

 

 【その2】<SVC>⇒<SVO>の特徴を見つけ出せ!!

 

SVC>の特徴は何といっても「S=C」であった。

 

また、Cには名詞か形容詞のどちらかが来るのであった。

 

形容詞の場合は問答無用で<SVC>だが、名詞の場合はどう判断すればよいだろうか?

 

もちろん、ここでもやっぱり「S=C」であるか否かが決め手である。

 

「S=C」⇒<SVC

「S≠C」⇒<SVO>

 

 

⑵ 文型解読へのプロセス(←道筋)~超重要事項~

つまり、君らの頭の中では以下のようなプロセスで文型を判断すればよいのである。

 

①動詞の後ろに”M以外の何か”が1つ(あるorない)。

 

ある→②へ進む。

ない→<SV>である。

 

②”M以外の何か”をとりあえず<SVC>と仮定する。

 

「S=C」→<SVC>である。(=仮定は合っている。)

「S≠C」→<SVO>である。(=仮定が間違っている。)

※①で注意してもらいことが1つだけある。

次の⑵-②の[例文]でやるが、動詞のすぐ後ろに目的語があるという先入観を持たないでほしい。

 

 

⑶ SVO文型(第三文型)のかなめとなる問題

[例文]

① I have a pen.

S:I

V:have

O:a pen

⇒私はペンをもっている。

[解説]

「S≠C」⇒<SVO>である。

という解説は少し乱暴であるが今はこれでいい。

 

「なぜ乱暴か?」

 

実は、<SVOO><SVOC>のように他にも私が教えていない文型が残っているからだ。ただよく見てもらえばわかる通り、<SVOO><SVOC>ともに動詞の後ろに目的語があることには変わりがない。

 

したがって、

 

「S≠C」⇒<SVO>という考え方のプロセスには変わりないのだ。

 

 

② We played in the morning tennis.

S:We

V:played

O:tennis

M:in the morning

⇒私たちは朝にテニスをした。

[解説]

さてこの英文を分類するとき、まさかplayは<SV>だと思わなかっただろうか?

 

そう判断した人は英文の最初からカンマまでをしっかり観察してほしい。

 

playが<SV>と仮定し分類したとき、

 

S:I

V:played

M:in the morning

 

まぁ、間違いパターンの一つ目としてはこんな感じだろうか?

 

このような間違いをした人にぜひ聞いてみたい。

 

“tennis”という名詞はどーした???

 

「”tennis”という名詞がなんの分類にも属さない!!」なんてまずありえない。

 

ここで君たちの頭に突っ込んでもらいたいことを1つあげよう。

 

⇒「名詞をしっかりと文型に当てはめよう!!」

 

最悪な間違いパターンとして2つ目は、同じくplayを<SV>としたときのパターンだが、

 

S:I

V:played

M:in the morning tennis

 

“morning tennis”ってなんだ…(・・?

 

「朝テニス」とか意味が分からないであろう。

 

『朝モーニングショット』(CM)の見過ぎである。

 

 

⒉ 今回のまとめ

・動詞の後ろに名詞が1つ来ていたならそれは<SVO>である!!

 

・「動詞のすぐ後ろに目的語が来る!!」という先入観を持たない!!

 

・“文型解読へのプロセス”を完璧にする!!!!!!!!

 

・名詞をしっかりと文型に当てはめよう!!

 

 

⒊ 筆者のひとこと

ひとまずお疲れさまでした。今回の第Ⅳ章④はなかなか長かったですね。

実は私先日風邪をひきまして1日寝込んでいたのですが、そこで一つ学びました。

「冬の夜寝る前は窓が閉まっているか確認しましょう!!」

はい…。そうです。100%閉め忘れですね。ゴホッゴホッ…。

雑談はともかく英語に話を戻しましょう。

今回の第Ⅳ章④では<SVO>を学んだと思いますが、それ以上に大事なことも学びました。”文型解読へのプロセス”です。これものすごく重要です。おそらくどんな参考書よりもわかりやすい自身があります。今後もこのプロセスをさらに付け加え、君たちがこの第Ⅳ章が終わったとき最高のプロセス完成し、君たちが英語を学ぶ上での最初の段階をクリアーするのです。最初の段階と聞いて愕然とした方もいるかもしれませんが、この最初の段階をクリアーしている日本人は相当少ないでしょう。

 

なぜかって?

 

それは次回話したいと思います。

 

次回はいったん第Ⅳ章の続きを一回だけ休止してなぜ現代の英語教育に文法が定着しないのかを少しお話したいと思います。

 

ではでは、また次回お会いしましょー( ´Д`)ノ~バイバイ

 

 

⇒次回、~ちょっとした雑談話~ なぜ日本人には英語が定着しないのか?

 

※今までの英語記事のまとめたページがございますので参考にどうぞ!!

⇒”真の英語習得への道のり”